カテゴリ:おすすめの絵本( 86 )

おすすめの新刊『さんびきのこねずみとガラスのほし』

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          たかおゆうこ/作・絵 徳間書店 税込1575円

 『ハムスターのハモ』(福音館書店)『クリスマスのりんご』(ルース・ソーヤー、アリソン・アトリーほか/文 上條由美子/訳 福音館書店)や『プリンちゃん』(なかがわひちろ/文 理論社)でお馴染みのたかおゆうこさんの新刊がでました!

 まちのはずれの雑木林に、野ねずみの家族が住んでいました。雑木林の向こうには、ガラクタ置き場があって、小さなガラクタたちが、昔のことを懐かしく話し合っていました。
やがて、冬がきて雪が降ったある日、さんびきのこねずみたちははじめてガラクタ置き場に行き、小さなガラクタをいつつ拾ってきました。古びた鍵、くすんだ金ボタン、電球の口金、錆びたボルト、そして、汚れたガラス。
どれも捨てられてしまった小さなガラクタたち、そんなガラクタを楽しそうにたからものにかえていくこねずみたちの様子は微笑ましく、心あたたまります。
「ぼくも、キラキラひかるほしになれたら、どんなにしあわせだろう・・・」というガラスのかけらの願いは・・・? 
クリスマスにぴったりのお話です。

 こねずみたちの表情やしぐさも可愛らしく、絵本の中でいきいきと輝いています。たかおさんらしい、鮮やかな色彩にあふれた絵本です。

NEWS★
             12月3日(火)〜12月26日(木)
         たかおゆうこ
          クリスマスしごと

『ハムスターのハモ』『クリスマスのりんご』『さんびきのこねずみとガラスのほし』の原画を展示します。
ライヤーコンサートやおはなしの会など、楽しいイベントもあります。
詳しいことは、近いうちにお知らせいたします。
どうぞお楽しみに!
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by teal-green | 2013-11-14 00:11 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの新刊『しろうさぎとりんごの木』

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         石井睦美/さく 酒井駒子/え 文溪堂 税込1575円

 しろうさぎは、春にうまれたばかりのまだ小さなうさぎの子。森のなかの小さな家でうまれました。玄関の脇には一本のりんごの木がありました。秋がおわる頃、うさぎのおかあさんはりんごのジャムやコンポートをつくります。でも小さなうさぎのこは知らないことがたくさんありました。今はまだ、夏がはじまったばかりなのですから、りんごの実だって見たことがないのです。
 ある日、しろうさぎは初めてジャムつきのパンを食べました。その美味しさにびっくり。りんごの木に実がなることをきいたしろうさぎは、「あの木が、こんなにおいしいなんて。さっそくあした、かじってみよう」と思いました。明日が待ち遠しくてしろうさぎはねむれません。
 そして次の朝、しろうさぎは一人でにわのりんごの木の下まで出かけます。しろうさぎがかじったのは・・・
 石井睦美さんの愛情たっぷりのやさしい親子の会話と酒井駒子さんの格調高くあたたかい絵がぴったり合った、幸せにあふれた絵本です。

秋も深まってきました。八百屋さんには美味しそうなりんごがたくさん並んでいます。うさぎのこもきっと今頃、ほんもののまっ赤に実ったりんごをかじっていることでしょう。
テキストのページに描かれている酒井さんのイラストもとてもかわいいのです。この季節にぴったりの『しろうさぎとりんごの木』、ぜひお手にとってみて下さいね。

村長のつぶやき
e0016830_23285069.jpg10月31日はハロウィンの日。今年も「トリック・オア・トリート!」といって小さな子から小学4年生まで、たくさんの子どもたちが立ち寄ってくれました。
天使や魔女や・・・ハリーポッターまでいましたよ!
ささやかなお菓子を用意して「いたずらしないでね!」
元気な子どもたちに店内も活気づきました。
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by teal-green | 2013-11-01 06:23 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの絵本「あしたえんそく!らんらんらん」

今回の原画展で展示されている作品を紹介します。
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           武田美穂/絵・文 理論社 税込1050円

あ・し・た・えんそく!
皆さんは子どもの頃、遠足の前の日はどのように過ごしましたか?
おやつを買いにいったり、お気に入りのハンカチを用意したり、洋服や靴を選んだり・・・遠足は子どもにとって一大イベントです。
そんな、わくわくドキドキそわそわな遠足の前の日のお話です。

遠足のしおりを見ながら、準備をするけんたくん。何度も何度もチェックし、天気予報も6回も聞き、これで安心!とベッドについたのですが・・・ねむれない!!!
「ねむりかたを わすれちゃった!!」こんな経験をした方も多いのではないでしょうか?
窓から見上げる夜の町や星空、風と星がささやき こもりうたが聞こえます。
そして翌日、遠足の日。
バスの中の子どもたちは・・・?

武田美穂さんから寄せられたコメントは、
「遠足の前の日って、わたしはいつもこんな感じでした。寝なきゃ寝なきゃと思うんだけど・・・。今もイベントの前なんかはつねにこんな感じなのです。みなさんは?」

明日19日は、いよいよ武田さんをお迎えしてワークショップ「キラキラバッチをつくろう!」とサイン会です。楽しみです!

村長のつぶやき
昨日いらした近所の年少組の女の子、今日が幼稚園に入って初めてのバス遠足とのこと、「今夜『あしたえんそく! らんらんらん』を読んでねます!」と言ってお帰りになられました。ちゃんと眠れたのかな?
そして、今日。気持ちのよい遠足日和でした。どんぐりがたくさん入った袋を握りしめて元気よく見せにきてくれました。よかったですね038.gif
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by teal-green | 2013-10-18 10:30 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの本『ゆうやけカボちゃん』

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         高山栄子/さく 武田美穂/え 理論社 税込1050円
 
 9月に刊行された『とことんトマトン』は、『カボちゃん』シリーズからうまれた新シリーズの第1弾です。その『カボちゃん』シリーズの第1作目が『ゆうやけカボちゃん』です。
カボちゃんは1年生、はりきって学校に通い始めました。1年1組には、幼稚園から一緒のトマトンやキャベッチ、やんちゃなタマやピーマン、目つきの鋭いピリカラさん、隣の席にはソラオくん・・・いろんなともだちがいます。さあ、カボちゃんはこれからどんな学校生活が始まるのでしょうか。ともだち、いっぱいできるのかな?
個性豊かな1年1組のなかまたち、子どもたちはきっと自分の学校生活と重ね合わせてこの本を読んでいることでしょう。「いるいるこんな子! あの子にそっくり!」なんていう声が聞こえてきそうです。
『カボちゃん』シリーズは全10巻でています。

今回の原画展では、武田美穂さんがそれぞれの原画にコメントを寄せて下さっています。『とことんトマトン』の表紙には、「じつは、この表紙は、『カボちゃんシリーズ』の1巻目の『ゆうやけカボちゃん』と対になってます。」とのコメントがありました。
そこでよく見てみると、
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ホント001.gif みどりしょうがっこうの校庭に元気な1年1組のなかまたちが全員集合しています。
『とことんトマトン』のトマトンは、主人公になってさらにさらに可愛くなった気がしますね。
次に主人公になる子はだれなのかな? 皆さんのお気に入りはだれですか?

村長のつぶやき
e0016830_323731.jpg武田美穂さんが今回の原画展のために描いて下さったハロウィンカボちゃん、スタッフが本物のかぼちゃで作りました。かっこいいですね。ティールームのどこかに皆さんをお待ちしています。

今週末の19日(土)に武田美穂さんがいらしてくださいます!
13:30〜15:30 ワークショップ「きらきらバッヂをつくろう」受付中!
15:40〜17:00 サイン会 どなたでも参加自由です!
憧れの作家さんにお会いできる貴重な機会です。ぜひご参加ください。お待ちしています。
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by teal-green | 2013-10-15 22:30 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの新刊絵本『とことんトマトン』

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        高山栄子/さく 武田美穂/え 理論社 税込1260円

 武田美穂さんの最新刊『とことんトマトン』が でました。
『カボちゃんといちねんいちくみのなかまたち』から生まれた新シリーズ“カボちゃんのなかまたち”の第1弾です。カボちゃんのクラスメイト、いつも笑顔のトマトンの秘密のお話です。

 いつもニコニコ、明るいトマトン、でもちょっとむかし、幼稚園に入った頃のトマトンは毎朝グズグズ泣いてばかりの女の子でした。泣いちゃだめって思えば思うほど涙が出てきてしまうのです。そんなトマトンがいつもニコニコ笑顔のトマトンになれたのは・・・?
ママの魔法の言葉や、優しいパパ、元気いっぱいのトーマ兄ちゃん、あたたかい家族の中で成長していくトマトンのお話です。 
 
 泣き虫のトマトンは、まるで『となりのせきのますだくん』(武田美穂/さく ポプラ社)のみほちゃんみたい、小さくてかわいいトマトンがみほちゃんと重なって見えました。
初めて幼稚園や学校にいくときの緊張感や、友だちができるまでのドキドキ感など、トマトンの気持ちに重ね合わせてこの本を読む子も多いのではないでしょうか?

この『とことんトマトン』の刊行を記念して武田美穂さんの原画展を10月1日(火)から開催します。
かわいいトマトンやカボちゃんたちに会えますよ。
どうぞお楽しみに!

村長のつぶやき
e0016830_1263713.jpg今、開催中のいわさゆうこ「どーんとやさい」絵本原画展、たくさんの皆さんにご覧いただいています。
パステルペンで丁寧に描かれた野菜たち、その活きのよさに皆さんから感動の声があがります。
また、「九州では、なすといえば“長なす”なんですよ」「野菜を買って帰ろうかしら!」なんて、会話も弾みます。
原画展も後半に入ります。
21日(土)にはいわさゆうこさんのギャラリートーク&サイン会もあります。まだ、少しお席に余裕があります。作家さんから絵本の話をお聞きする貴重な機会です。
ご参加をお待ちしています。
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by teal-green | 2013-09-15 23:32 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの絵本「うみにあいに」

9月3日(火)〜9月28日(土)
いわさゆうこ「どーんとやさい」絵本原画展

    \みずみずしく 元気いっぱいの やさいたち、どーんと登場!/

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         いわさ ゆうこ/作 童心社 各税込1155円

今回の原画展で特別展示される作品を紹介します。
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           いわさゆうこ/著 アリス館 税込1365円

かっちゃんは、もう一度、海をみたいと思いました。
去年の夏、みんなで行った海です。
おばあちゃんの家から一人で海に向かったかっちゃんは、笹の葉のトンネル、田んぼ、松林などいろいろな風景に出会います。蜂に追いかけられたり、松ぼっくりを拾ったり、様々な体験をします。だんだん大きくなっていく波の音、潮の香り、近づいてくる海の気配を感じながら、砂山をかけあがりやっと会えた海は、きらきら輝いていました。
海に会いにいく男の子の冒険が、美しい風景とともに描かれています。

この絵本に描かれている風景は、作者のいわさゆうこさんのふるさとである宮城県山元町です。2011年3月11日の震災で700名以上の方の命が失われました。家も松林も、何もかも失われました。2003年に刊行されたこの絵本で描かれている風景は、今はもう見ることができないのです。

“あの日、古い家も松林も、なにもかも失われました。もちろんたくさんの命も。そしてこの絵本が墓標のように残されました。
いつかまた、おだやかなきもちで海をみつめる日がきますように、祈りを込めてこの本をお手渡ししたいと思います。”
という いわさゆうこさんのお言葉とともに、この絵本の表紙の原画を特別展示いたします。
柔らかな光に包まれた松林の中を歩く男の子、胸を打つ風景です。

ぜひ、たくさんの皆様にご覧いただきたいと思います。
9月3日(火)から始まる いわさゆうこ「どーんとやさい」絵本原画展、どうぞお楽しみに!

村長のつぶやき
実家の畑で実ったすいかとミニトマトです。
今年の夏はとても暑かったので、甘いスイカができました。
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by teal-green | 2013-08-31 07:02 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの絵本 「どんぐりノート」

9月3日(火)〜9月28日(土)
いわさゆうこ「どーんとやさい」絵本原画展

    \みずみずしく 元気いっぱいの やさいたち、どーんと登場!/

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         いわさ ゆうこ/作 童心社 各税込1155円

今回の原画展では、ほかにも各種どんぐりの原画が展示されますが、いわささんが子ども向けに描かれた『どんぐりノート』を紹介します。
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       いわせゆうこ・大滝玲子/作 文化出版局 税込1365円
 
 「どんぐり」とは、ブナ科の木の実でかたい皮をもつ種子のことだそうで、日本には約20種類くらいあるそうです。クヌギ、コナラ、カシワ、スダジイ、ブナ・・・など、ひとつひとつのどんぐりのことを、葉っぱの形、名前の由来、実の形や大きさ、自生地など、写真やイラストで詳しいうえにわかりやすく紹介しています。この本を読めば、どんぐりのことなら何でもわかります。どんぐり博士になれますよ。どんぐり染め、どんぐりで作るおもちゃ、どんぐりの食べ方なども載っていて、本の題名の通り、『ひろってうれしい 知ってたのしい どんぐりノート』です。
1995年に刊行され、ずっと読み継がれてきているロングセラー絵本です。
このほか、『20本の木のノート』『木の実ノート』『まつぼっくりノート』などシリーズででています。

村長のつぶやき
身近な“どーんとやさい”シリーズ、今回は、実家(信州)の畑で見つけた野菜の花たちです。何とも可憐ですね。

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            (左)なすの花 (右)オクラの花と実
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by teal-green | 2013-08-26 22:23 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの絵本「どーんとやさい」シリーズ

9月3日(火)〜9月28日(土)
いわさゆうこ「どーんとやさい」絵本原画展

    \みずみずしく 元気いっぱいの やさいたち、どーんと登場!/

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いわさ ゆうこ/作 童心社 各税込1155円

ご覧ください! このみごとな野菜たち。
キャベツに、なすに、だいこん、どれも私たちが毎日食べている野菜です。
そんな身近な野菜たちを、丁寧で美しい絵とリズミカルで楽しい言葉で紹介した絵本です。
楽しい発見がいっぱい、野菜を見る目が変わってきます。思わず食べたくなってしまいます。


『きゃっきゃ キャベツ』『つやっつや なす』『どっかん だいこん』、「どーんとやさい」シリーズの原画展です。大迫力の野菜たちをお楽しみください。

また、今回は各種どんぐりの原画や『うみにあいに』(アリス館)などの原画も合わせて展示いたします。

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『どんぐりノート』いわさゆうこ・大滝玲子/著 文化出版局 税込1365円
『うみにあいに』いわさゆうこ/作 アリス館 税込1365円





いわささんの自然に対する愛情にあふれたこれらの絵本は、私たちにも身近な自然に目を向けさせてくれます。

9月21日(土)いわさゆうこさんのギャラリートーク&サイン会    受付中!
 「どーんとやさい」シリーズをはじめ、「どんぐりノート」など自然科学の絵本を数多く出されているいわさゆうこさんは40歳をこえてから絵本の世界に入ったそうです。いわささんから、絵本に寄せる思いや絵本作りのこぼれ話などをお話いただきます。
ぜひ、ご参加ください!
 ●14:00〜15:15/トーク 「いわさゆうこの絵本の世界」
     ・定員 20名(要予約) ・参加費 500円(お茶・お菓子付き)
 ●15:30〜17:00/サイン会 参加自由、無料

村長のつぶやき
長い夏休みをいただき、皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。休み中にいらして下さった皆さま、すみません。昨日から営業しています。
明日22日(木)は、都合により臨時休業をいたします。ご注意ください。重ねてご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。

9月から12月まで原画展や企画展が続きます。
皆さまと素晴らしい絵本の世界を楽しみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

e0016830_78589.jpge0016830_791091.jpg実家(信州)で収穫したかわいい “つやっつや なす”たちです。
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by teal-green | 2013-08-21 07:14 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの本『ニルスのふしぎな旅(上)(下)』

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セルマ・ラーゲルレーヴ/作
菱木晃子/訳 
ベッティール・リーベック/画
福音館書店 税込各2415円











 好評開催中の平澤朋子「ニルスが出会った物語」原画展もいよいよ明日までとなりました。
「ニルスが出会った物語」シリーズ、ニルスを知らない世代の方にもその美しい挿画で興味をもっていただくことができました。
今回は、このシリーズが生まれることになった福音館書店の古典童話シリーズ『ニルスのふしぎな旅』を紹介いたします。

 『ニルスのふしぎな旅』は、いたずらがすぎた罰として小人にされてしまったニルスが、飼っていたガチョウのモルテンの背に乗って、アッカ率いるガンの群れとともにスウェーデンを旅する物語です。そして、その「ふしぎな」「すばらしい」旅の経験を通して、乱暴者でどうしようもないいたずらっ子だったニルスが思いやりがあり仲間から頼られるようなたくましい少年に成長する物語でもあります。上・下巻合わせて1000ページをこえる長編ですが、最後のシーンでは胸が熱くなり、なかなか本を閉じることができませんでした。

 1906年から1907年にかけてスウェーデンで教科書として書かれた作品とのことですが、スウェーデンの地理や歴史を伝えるだけでなく、時代や国をこえて私たちに深く感銘を与えるのは、作者の命あるものへの深い愛情を感じることができるからでしょう。

心に残る言葉もたくさんありました。とくに印象的だったのが、

ガンの群れを率いるアッカ隊長が旅の終わりでニルスに語りかける言葉、「・・・人間はこの世に人間だけで暮らしているのではない・・・わたしのような者にも安心してすごせる場所が必要だということを、知っていてほしいのだよ」

オーサとマッツの姉弟に母親が亡くなる前に言った言葉、「人間はだれだって死ぬんだ。死は、だれにも避けられない。だが、よい心を持って死ぬか、悪い心を持って死ぬかは、自分でえらべるんだよ」

7月6日のギャラリートークで翻訳者の菱木晃子さんからもそれらの言葉をお聞きして、感動を新たにしました。そして、さらにニルスに寄せる想いを強くし、一人でも多くの方に出会ってほしいと思いました。

今年の夏は、ニルスとともに「ふしぎな」「すばらしい」スウェーデンの旅に出かけてみませんか!

7月27日(土)ティール・グリーンのおはなしの会     申込受付中!
●11:00〜11:30 
●参加無料:要予約(定員 親子で15組位) 3歳以上から
●ゲスト:吉田靖子さん
原画展最終日のおはなしの会、絵本「三びきのやぎのがらがらどん」「ムーミンのたからもの」、おはなし「ついでにペロリ」など、北欧のお話を楽しみましょう。
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by teal-green | 2013-07-26 06:34 | おすすめの絵本 | Comments(0)

おすすめの絵本 ニルスの出会った物語 6『巨人と勇士トール』

7月2日(火)〜7月27日(土)
平澤朋子『ニルスが出会った物語』原画展 

                              後援:スウェーデン大使館

 福音館書店の古典童話シリーズ『ニルスのふしぎな旅』のなかから、ニルスが見聞きした物語を6話選んで作られた絵童話シリーズの原画展です。平澤朋子さんが描く美しいカバー絵や挿絵など20点以上の原画とともにニルスの世界をお楽しみください。

第6話は、『巨人と勇士トール』
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セルマ・ラーゲルレーヴ/原作 菱木晃子/訳・構成 平澤朋子/画 福音館書店 税込1470円

 ニルスがモルテンと旅に出てから半年、季節は秋になりました。スウェーデン最北部のラップランドで短い夏を過ごしたニルスたちは、今度は南に向かって旅立ちました。 

 ある朝、イェムトランド地方エステルスンド郊外にある展望台で、山登りにきた若者が語るこの地方の昔話を耳にします。「その昔、イェムトランドには巨人族が住んでいた。・・・」巨人族が住んでいた頃のイェムトランドは、だだっぴろいだけのはげた台地で、湖も川もなく植物が育つ土もありませんでした。もちろん人間が住めるような土地ではなかったのです。
そんなイェムトランドへある日、巨人と敵対するアース神族の勇士トールがやってきました。巨人族の女房と〈凄腕〉と呼ばれる勇士トールとの対決の結末は・・・?
 はたして、今の美しい地勢のイェムトランドはどのようにしてできたのでしょうか?

 『ニルスが出会った物語』の最終巻は北欧神話をもとにした昔話です。

『巨人と勇士トール』のお話を聞きおえたニルスは、それからまもなく南へと旅を続けます。しかし、ニルスが家に戻り、人間に戻るためにトムテが出した条件とは・・・ 最後の最後まで予断を許しません。
気になる方は『ニルスのふしぎな旅』をぜひぜひお読みください!

お客様から、大江健三郎さんが1994年12月のノーベル賞受賞記念講演で「ニルス」のことにふれられていることを教えていただきました。
 「あいまいな日本の私」という講演の中で、「ここからはるかに遠い日本列島の、四国という島の森のなかですごした少年期に、私が心底魅惑された二冊の書物がありました。『ハックルベリー・フィンの冒険』と『ニルス・ホーゲルソンの不思議な旅』。・・・」(『あいまいな日本の私』岩波新書より)とくにニルスのことを熱く語っています。
大江少年に深く影響を与えた『ニルスのふしぎな旅』、今の若者にももっともっと読んでほしいと願います。もちろん大人も! 大人になって読むからこそ感動も深いのです。

7月2日(火)から始まる原画展、どうぞお楽しみに001.gif 
皆さんにニルスの世界を楽しんでいただきたいと、「ニルスクイズ」や〈ニルスの空の旅〉地図などを用意してお待ちしています。

今年の夏は、ニルスとともにスウェーデンを旅してみませんか!
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by teal-green | 2013-06-30 23:41 | おすすめの絵本 | Comments(0)