カテゴリ:おすすめの絵本( 86 )

おすすめの本 『西遊後記』全3巻


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           斉藤 洋/作 広瀬 弦/絵 理論社 本体各1500円

 『西遊記』本編では、まだまだ一行の天竺への旅は続いていますが、2013年4月に『西遊記』の外伝シリーズ『西遊後記』が登場しました。この作品は、斉藤洋さんが新たに創作されたものです。そして、その外伝シリーズが11月に完結しました。
 このシリーズは、天竺から戻った三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、玉竜のその後を語るミステリー・アドベンチャーです。西遊記に比べるとずいぶん大人っぽくてかっこよくなった孫悟空、表紙を見ただけでも、続きが読みたくなります。
 還の巻、芳の巻、河の巻の3部作、第4番目の弟子 辮機も登場します。孫悟空が再び大活躍する『西遊後記』シリーズ、おすすめです。

『西遊後記』3冊がセットになった箱入りも販売しています。セットでお求めくださった方に豆本『西遊記 孫悟空と99人』をプレゼントしています。
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豆本『西遊記 孫悟空と99人』(本体1000円)は販売もしています。
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 もちろん、スタンプラリーをコンプリートした方にも豆本をプレゼントしています。
ジュンク堂書店 池袋本店8F児童書コーナーYUI GARDEN は、今開催中です。
ぜひ、スタンプラリーにもご参加くださいね。
ちなみに当店のスタンプは、觔斗雲にのる孫悟空のシルエットです。

『西遊記』にあわせて『西遊後記』もぜひお読みください。
 11月22日(土)〜12月19日(金)までジュンク堂書店 池袋本店8F児童書コーナーにて『西遊後記』の原画展を開催中! 

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by teal-green | 2014-11-27 22:36 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「ぱっぴぷっぺ ぽーん」


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もろかおり/え うしろよしあき/ぶん ポプラ社 本体1300円
 
箱から飛び出た子どもとカラフルな“まる”たちが変身ごっこに出かけます。「ぱぴぷぺ ぽぽぽ ぱっぴ ぷっぺ ぽん」と唱えると、いもむしになったり、うまになったり・・・「ぱぴぷぺぽ」は赤ちゃんや小さい子どもが大好きな音。親子でいっしょに声に出して、弾けることばの楽しさと言葉のキャッチボールの楽しさをたっぷり味わうことができますよ。

そこで、「いっしょに赤ちゃん絵本を読みましょう!」と、『ぱっぴ ぷっぺ ぽーん』の作者のうしろよしあきさんが10月31日(金)の午後、ティール・グリーンにいらして下さいました。
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 赤ちゃん絵本研究会代表のうしろよしあきさん、二人のお孫さんの“じいじ”でもいらっしゃいます。赤ちゃんが大好きなうしろさんに赤ちゃんたちもすぐ打ち解けて近づいていく子も。
「赤ちゃんと絵本を通して遊んでほしい」とお話しするうしろさん。
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 お持ちになった愛用のウクレレを弾きながら、子どもたちに名前を呼びかけ「○○ちゃんはたからもの〜 パパとママのたからもの〜♪」と歌います。子どもたちも真剣に聴いています。かわいいですね。
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 『だあれだ だれだ?』『どおーこだ どこだ?』(ポプラ社)『あそぶのだいすき こぶたちゃん』(赤ちゃんとママ社)などを読んでくださいました。
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 質問タイムもお母さまたちから「どのように読んであげたらいいですか? だっこして?」「きまった絵本ばかり読んでいるのですが・・・」など、たくさん質問がでました。

 穏やかな語り口のうしろさん、赤ちゃんもお母さまもみなゆったりしたひとときを楽しみました。
「赤ちゃん絵本を読んでもらう機会があまりないので楽しかったです。」などの感想をいただきました。
うしろよしあきさん、参加して下さった親子さん、ありがとうございました。
これからもずっと絵本を楽しんで下さいね。

10月31日はハロウィン、今年も近所の小学生の子どもたちがやってきました。
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魔法使いや魔女がいっぱい! 「トリック・オア・トリート」「いたずらしないでね」とささやかなお菓子をプレゼントしました。中庭で恒例の記念撮影、年々大きくなっていきます。


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by teal-green | 2014-11-02 07:39 | おすすめの絵本

おすすめの絵本「コロコロどんぐりみゅーじあむ」と「くらしに役立つ 木の実図鑑」

秋も深まり、急に肌寒くなってきました。風邪などひかぬよう、体調管理に気をつけてお過ごしくださいね。
いわさゆうこ「どんぶり」原画展も今週末までとなりました。

いわさゆうこさんのどんぐりの本を二冊紹介します。
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いわさゆうこ/作 アリス館 本体1600円

どんぐり山に秋がきました。三つ子のどんぐり、くぬ一ちゃん、くぬ二ちゃん、くぬ三ちゃんが自分たちとちがうどんぐりをさがして冒険の旅にでかけました。
どんぐりといっても、その種類はいっぱい。クヌギ、アベマキ、カシワ、コナラ、スダジイ、ブナ、クリ・・・この絵本の中でも26種類のどんぐりが登場します。
三つ子のどんぐりを道案内に絵と写真で彩られた大冒険、岩場や森の中、いろんな場所でいろんな形をしたなかまたちに出会います。そして、ついには南の島にたどり着き、「コロコロどんぐりみゅーじあむ」をつくるのです。

「あっ、このどんぐり見たことがある!」「かくと? 今まではかまっていってたね」「ひげもじゃ、しましま、編み目もよう、かくともいろいろだね」「はっぱの形や大きさもこんなにちがうんだ!」
ひろってきたどんぐりが何なのかを調べたら、名前はもちろん、花、葉っぱ、木の様子など、楽しい発見がいっぱい。どんぐり博士になれますよ。

もう一冊は、
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柴田則夫/監修 いわさゆうこ・高岡昌江/著 PHP研究所 本体3000円

身近な木の実を無駄なく利用してきた、昔の人の知恵。子孫を残すために進化した、木の実自身のくふう。この2点に焦点を当てて選んだ約170種類の木の実たちを紹介しています。
食べたり、染めたり、薬にしたり、遊んだり、昔から木の実は私たちの衣食住を支えてきたことがよくわかります。
私たちがいつも食べている果物も木の実、りんごなど畑で作られているものもあれば、やまももなど野山でとれるくだものもいっぱいあるのです。くだものを使ってつくるジャムやゼリーの作り方ものっています。
薬になる木の実、薬味や調味料になる木の実、油やろうをとる木の実、石けんになる木の実、染料になる木の実、見て楽しむ木の実など興味深いものばかり。絵と写真で楽しく、詳しく紹介しています。

今回の原画展で展示しているどんぐりの絵も登場します。
子どもから大人まで楽しめる木の実の図鑑です

今回のどんぐり原画展、いわささんも何度もいらして下さいました。
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原画の前で一枚。
「コロコロどんぐりみゅーじあむ」の中にでてくる“クヌギかあさん”のようなあたたかいお人柄のいわさゆうこさん。いわささんの描く瑞々しいどんぐりに囲まれて、10月のティールームはまるでどんぐりの森に迷い込んだかのよう、森林浴をしているような気分になります。
原画展は11月1日(土)まで続きます。
皆様のお越しをお待ちしています!




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by teal-green | 2014-10-29 07:06 | おすすめの絵本

おすすめの絵本「ナナカラやまものがたり」

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           どいかや/さく・え 童心社 本体1500円                                     
 今年の4月に刊行された どいかやさんの最新作です。                  美しくて 豊かなナナカラやまには、数えきれないほどのいろいろな生きもの、ナナカラたちが暮らしていました。そんなナナカラたちには、たくさんの語り継ぐものがたりがありました。くまおばあちゃんが語ってくれる小さなおはなしが5つ、あたたかくやさしい和紙に描かれています。 カナヘビ、コジュケイ、ひつじ、ねこ、くまが登場し、ゆかいで、あたたかくて、ちょっとこわくて考えさせられるおはなしです。アイヌの物語に感銘を受け紡がれた『ナナカラやまものがたり』、生きていくのに必要な大切なことを伝えてくれています。     幼い頃、おばあちゃんのお膝に頭をのせ、お話を聞くのが好きだったどいかやさん、そんなかやさんの姿が、この絵本の最後のページのおばあちゃんに抱かれてお話を聞いているこぐまに重なって見えます。                                    
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 素朴だけどあたたかくやさしい和紙の風合いがとても心地よいです。                                                                                              「どいかや絵本原画展ーどうぶつたちといっしょー」の展示も10月3日(金)が最終日となります。昨日も「もう一度ゆっくり観に来ました。」といらして下さる方もいました。子どもから大人までどいさんのファンは幅広いです。どいかやさんの初期の作品から最新作までの原画を展示することができた今回の原画展、たくさんの皆さんに喜んでいただけました。                                            どいかやさん、出版社さん、そしていらして下さった皆さん、ありがとうございました。
                                          10月4日(土)15:00〜16:00                       pipioとあそぼう「スウェーデンのおみせやさん」                   スウェーデンの絵本と雑貨に囲まれて、pipioといっしょにスウェーデンのおみせやさんであそびませんか!                                  どなたでも「スウェーデンのおみせやさん」に来ていただけます。当日、おみせやさんで使えるチケット(500円)をお求めいただき、お買い物をお楽しみください。事前予約は必要ありません。                                      *pipioは、絵本マスター 武本佳奈絵さん(おはなし担当)、イラストレーター 平澤朋子さん(あそび担当)のお二人による おはなしとあそびを届けるユニットです。                                                 皆さん、ぜひ遊びにいらして下さいね! お待ちしています!                                                         10月4日(土)は、イベントのため終日ティールームはご利用できません。
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by teal-green | 2014-10-03 02:05 | おすすめの絵本

おすすめの新刊「おたすけこびととあかいボタン」

お待たせしました!「おたすけこびと」の第5弾、『おたすけこびととあかいボタン』が刊行されました。
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      なかがわちろ/文 コヨセ・ジュンジ/絵 徳間書店 本体1500円                                               今回の「おたすけこびと」たちへの依頼の仕事は、なくなってしまったうさぎのぬいぐるみの目の赤いボタンをさがすことです。                          「さあ、しごとだ!」こびとたちはクレーン車、高所作業車などをくり出してさがします。ボタンは部屋の中ですぐ見つかりました。ところがたいへん!思わぬハプニングが起こり・・・なんと赤いボタンが水槽の中に落ちてしまったのです。潜水艇も登場して、またまたこびとたちが力を合わせて大活躍! 見返しから始まり、全てのページの隅から隅まで楽しい発見がいっぱい。親子でじっくりたっぷりお楽しみください。                                                            サイン本、あります。
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コヨセ・ジュンジさんがいらっしゃり、かわいいこびとのサインを20冊も描いてくださいました。内5冊は、なかがわちひろさんのサインも入っています。ありがとうございます。

コヨセさんは、実際に10年以上前から水槽でメダカを飼っているそうです。水槽の中の小さな世界に夢中になった方も多いのではないでしょうか? 私も水槽の中で揺れる水草や、その中で遊ぶメダカや金魚を見るのが好きでした。時間を忘れて見ていたものです。あの時の幸せな時間を思い出しました。この絵本、子どもだけでなく、大人もたっぷり楽しめます!       

コヨセさん、8ヶ月間もおたすけこびとをずうっと描き続けていたそうです。明けても暮れても「おたすけこびと」。力作です!                                                                   おたすけこびとは2•5cmだそうです。小さくてかわいいのですね。水槽の前で勢揃いしたこびとたち、全員本当に2•5cmでした。コヨセさん、すごい!                                                       テーブルの上の白いさかな、歩くさかなです。以前にコヨセさんからプレゼントしていただきました。今回もこのさかなが絵本の中に登場しています。さがしてみてくださいね!                                                                                       サイン本、郵送もいたします。(送料100円)お声をかけて下さいね!

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by teal-green | 2014-09-24 23:37 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「かさをかしてあげたあひるさん」

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        村山筹子/作 山口マオ/絵 福音館書店 本体1200円
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「山口マオ原画展ーわにわにとなかまたちー」での展示作品、おしまいに紹介するのは昭和時代の児童文学作家 村山筹子さんの野菜や動物が主人公の幼年童話が17編入ったおはなし集です。

 表題の「かさをかしてあげたあひるさん」は、雨にぬれて困っているにわとりさんにかさをかしてあげたいあひるさん、お母さんに相談すると「おうちには、お母さんのが1本しきゃありませんから、かしたら お母さんがこまりますから」といいました。「ああ、わたしがおとなだったら、雨にぬれてそとでまっている かわいそうなにわとりさんに かさをかしてあげるのに」といって、あひるさんは泣き続けました。
そんなあひるさんをみて、自分の子どもの頃の気持ちを思い出したお母さんはおでかけするのをやめてかさをかしてあげました。翌日、かさを返しにきたにわとりさんは・・・

他にも、原画が飾られている「月謝のふくろをなくしたあひるさん」や「ライオンの大ぞん」など、動物や野菜たちが笑ったり、泣いたり、おこったりするゆかいなお話と、山口マオさんの明るく元気な版画の絵とよく合っていて、思わずクスっと笑ってしまいます。

村山筹子さんが1920年〜1940年代に書かれたお話ですが、山口マオさんの絵も加わり、今でも新鮮で楽しく読めます。
丁寧でやさしい語り口は、今人気の「花子とアン」の中の会話と似ています。
絵本から読み物への移行期にもぴったりの幼年童話です。
もちろん、大人の方にも言葉の美しさ、リズム感のある流れるような文章など、十分楽しめますよ。

7月・8月と続いた「山口マオ原画展ーわにわにとなかまたちー」も本日で終了いたしました。
元気なマオさんの版画に囲まれ、ティール・グリーンは夏バテ知らずでした。
山口マオさん、福音館書店さん、そしていらして下さった皆さま、ありがとうございました。
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by teal-green | 2014-08-30 23:14 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「でんしゃごっこ」

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          山口マオ/さく・え 福音館書店 税込420円

「こどものとも 0.1.2.」2013年12月号です。山口マオさんの作・絵による初めての絵本だそうです。
ひもを使ったでんしゃごっこ。
子どもの頃、よく遊んだものです。
「でんしゃで〜す のりませんかあ」「のりま〜す のせてくださ〜い」「はい、どうぞ〜」
この繰り返しがなんとものどかで楽しく、あかちゃんもママも心地よく感じることでしょう。

ねこさんがはじめたでんしゃごっこ、いぬさん、くまさん、うさぎさん、そして背の高いきりんさんまで加わり、もういっぱい。「まんいんで〜す」と言われてしまったあおい鳥さんでしたが・・・ちゃんと仲間に入れてもらえました。よかったね。

でんしゃごっこってみんながちゃんとひもを持たないと進んでいかないし、歩調も合わせないところんでしまうし、みんなが協力しないとできない遊びですね。懐かしく思い出しました。

原画からも、みんなの楽しそうな空気が伝わってきます。

山口マオさんと小風さちさん
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とっても嬉しいことがありました!
昨日、山口マオさんと小風さちさんがティール・グリーンにいらして下さったのです。
「わにわに」シリーズも「あむ」「あむとあおいリード」もお二人からうまれた作品です。
山口マオさん、わにわに好きにはマオさんの後にわにわにが見えてしまいます。大きくてやさしい方です。
小風さちさん、さわやかな風のような方でした。昨日は猛暑日でしたが、一瞬涼風が吹き込んできたかのようでした。
ちょうどいらしたお客様とも、わにわにのこと、あむのことなどでお話も弾みました。あむの原画をはさんでのツーショット、若々しく素敵なお二人です。
山口マオさん、小風さちさん、ありがとうございました。

明日はおはなしの会と山口マオさんによるギャラリートーク&サイン会です。
11:00〜のおはなしの会、ゲストは曽根陽代さん。私は『わにわにのおでかけ』を読みます。
13:30〜のトークは定員となりました。絵本コーナーはやっていますので、そちらから覗くことはできますよ。
15:15〜のサイン会は参加自由です。作家さんとお話しできる貴重な機会です。
たくさんの皆様のお越しをお待ちしています。
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by teal-green | 2014-07-25 12:24 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「わにわに」シリーズ

           山口マオ原画展
            ーわにわにとなかまたちー
           7月8日(火)〜8月2日(土)

7月8日(火)から開催中の「山口マオ原画展ーわにわにとなかまたちー」、たくさんの皆さんに迫力のあるマオさんの原画を観ていただいています。
今回、紹介するおすすめの絵本は、子どもから大人にも人気の「わにわに」シリーズです。

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        小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体800円
2000年6月に福音館書店の月刊絵本「こどものとも年少版」として発行された『わにわにのおふろ』で、愛すべきわにわにが誕生しました。

一見、恐そうな“わに”なのに、仕草がかわいくてどこか憎めない“わにわに”。
最初、お風呂場に入っていくわにわにを見て「ドキッ」としますが、自分でお湯をはり、おもちゃで遊び.あぶくをとばし、シャワーをマイクに見立てて歌をうたい・・・
最後、お風呂から上がり、オレンジジュース(?)を美味しそーにストローで飲むわにわにを見て「かわいいー!」

そして、もうひとつこの本にひきつけられるのが、楽しい擬態語です。
きゅるり きゅるり じゃば じゃば ずる ずり じょろろーん ぐにっ ぐなっ・・・
ふだんあまり聞き慣れないこれらの擬態語、声に出すと新鮮な響きが心地よいうえに楽しくて、今では「ずる ずり」と聞くと、「あっ、わにわにがやってくる!」とわかるほどです。

小風さちさんのユーモアたっぷりの楽しい言葉と山口マオさんの描く力強く愛嬌のあるわにわに。
木版画で描かれているのも、恐そうなわにわにをあたたかみのあるキャラクターにしているのでしょう。

この愛すべき「わにわに」は、子どもたちの心をしっかりつかみました。
そして、第2作は、
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        小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体800円
2002年9月に「こどものとも年少版」としてでました。

ナイフとフォークを持ってちょっと不気味な(?)笑顔のわにわに。
お腹がすいたわにわにが、「ずり づづづ ずり づづづ 」と台所に入っていくと、冷蔵庫から鶏肉を出し、フライパンで焼きました。
上品にナイフとフォークで食べると思いきや・・・なんと「がふっ がふっ がふっ むちゃ むちゃ むちゃ」!
ミルクはひっくり返すし、お皿は落とすし・・・決してお行儀が良いとは言えませんが、おしまいのお腹を見せて幸せそうに寝ころぶわにわにを見たら、「よかったね!」って言いたくなりますね。

わにわには、プリンやいちごジャムが好きらしい、わにわにが使っているマグカップにはワニの絵が描いてある、わにしょうゆを使っている、・・・などと楽しい発見がいっぱい!

わにわにの食事風景に「わにわにったら〜」と言いつつも、ちょっぴり親近感を覚える子どもも多いのではないでしょうか?
憎めないわにわにです。

そして、第3作目は、 
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        小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体800円
2004年9月にでました。

がま口を持って嬉しそうなわにわに。
今回は、夏の終わりのお祭りに出かけます。

眠れない夜、外に出ようとすると、「おや、みんなどこかへいくぞ」「ついていこう」
「ずり ずり づづづ ずり ずり づづづ」
橋を渡ると、そこではお祭りが!

わた菓子にたこ焼き、おめん、金魚すくい、ヨーヨー釣り・・・お祭りのおしまいは花火。

ヨーヨーを持ったまま眠ってるわにわに、きっとお祭りの楽しい夢を見ているのかな?

絵の中に黒い犬を発見!
“あむ”かな?

祭の提灯に「海猫堂」を発見!
全部、実在のお店かな?

絵の中に楽しい発見がいっぱい!

今回の原画展でも、『わにわにのおでかけ』を手にする子どもが多いです。
図書館で何度も借りているそうで、サイン本を嬉しそうに買っていってくれました。
笑顔がかわいいわにわにです。

そして、第4作目は、
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        小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体800円
2006年7月にでました。

今回のわにわには、紙、のり、ハサミを使って何かを作ろうとしています。
 きって おって はって
 おって きって はって
 きって きって きっ!

指を切ってしまいました!
薬をぬって、包帯をまいて、ぐる ぐる、もっとまいて、もっともっとまいて・・・
「よーし よし」

わにわにが作ったものとは?

強そうなわになのに、ホンの小さな傷にぐるぐる包帯、その意外さが笑えます。

今回も、絵の中に楽しい発見がありました。
原画展でも販売している“わにわにマッチ”がさりげなく棚に置かれています。
お出かけで持っていったがま口もちゃんと置いてあります。

この絵本は、大人に大受けです。
店頭で紹介しながら、皆で大爆笑です。
仕草がかわいいわにわにです。

そして、第5作目は、
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         小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体800円
2009年7月に出ました。

ついに、わにわにに友だちができました!
それも、ある日突然、家の中に現れたのです。

小さな赤いわに、あかわにです。“クィ・・・”といって現れました。

カシャカシャ、わにわにの行くところについていきます。
台所でプリンを食べて、お風呂で泳いだり、潜ったり・・・
口をあけてひなたぼっこもしました。

とぷとぷ ゆうひがしずみます。(素敵な言葉の響きですね。)

一番星が光る頃、あかわにはカシャカシャ帰っていったのです。

あかわにはどこからきたのかな?
突然現れたあかわにを、ごくごく自然に受け入れるわにわに。
ふたりがともに過ごす時間があたたかい視線で描かれています。
友だちっていいな〜

あかわにが帰り、ひとり「コン コン チャ コン コン チャ」とけん玉遊びに興ずるわにわに、なんだか幸せそうなのです。
友だちができてよかったね、わにわに!

というわけで、全5冊、箱入りのセット販売もされました。
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プレゼントにいかがでしょうか。

26日(土)13:30からのギャラリートークは定員となりました。ありがとうございます。
15:00からのサイン会は、どなたでも参加できます。たくさんの皆さんのお越しをお待ちしています。
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by teal-green | 2014-07-23 01:35 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「あむとあおいリード」

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         小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体389円

涙を流している黒いラブラドール犬、どうしたのでしょう?

黒い犬あむは、壁にかかったままの古いおあいリードがだれのものなのか、気になってしかたがありません。ある日、ねこのチャイが、教えてくれました。それは、飼い主のかっちゃんが以前可愛がっていたムンクのものであると。あむのあかいリード、ムンクのあおいリード、かっちゃんはどっちが好きなんだろう? やきもちを焼くあむの前に、あるお盆の夜、ムンクが現れ、散歩に誘いました。あむはムンクと一緒に一晩を過ごします・・・
2011年に刊行された『あむ』(「こどものとも 2011年7月号」)の続編です。

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         小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体389円

「おれのなまえをしりたいか?おれはあむ。くろいぬ、あむ。あとむで あむ だ。」(本文より)
そんな力強い言葉と迫力ある表紙に魅了されたのは私だけではないでしょう。
あかいリードをつけて飼い主のかっちゃんとの散歩が大好きなあむ。
ある日、かっちゃんはあむをおいて友だちと海に遊びにいってしまいます。かっちゃんをさがして脱走するあむ。かっちゃんのことばを思い出しながら、海への道をさがすあむの前に現れたのは・・・

小風さちさんのユーモアたっぷりの力強い文章と山口マオさんの生命力にあふれた迫力ある絵は、「わにわに」シリーズとまたちがった魅力があります。「あむ」もシリーズになり、嬉しいですね。これからも楽しみです。

『あむ』、3年前の月刊誌なのでもう出版社では品切れですが、今回山口マオさんのご好意により10冊サイン本を用意していただきました。貴重なサイン本です。ぜひ、どうぞ! ご注文も承ります。

「母の友」(2010年10月号)での山口マオさんへのインタビュー記事(絵本作家のアトリエ42)の中でマオさんとあむが散歩する写真が掲載されています。店頭用で置いてありますので、ぜひご覧ください。
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原画展、初日にいらして下さったお客様、昨年飼っていた愛犬をなくされたそうで、ご自分のために『あむ』と『あむとあおいリード』を購入して下さいました。実は、私も先月飼い犬のコーギー犬をなくしました。あむとムンクが港を散歩するシーンの原画の前でしばらく動けませんでした。お盆にあちらの世界から戻ってきてかっちゃんと散歩した道を歩くムンク、きっとかっちゃんと過ごした時間は何よりも幸せだったのでしょう。夜の海の深いブルーが幻想的で、ムンクの思いが静かに心にしみ入ります。我が家の飼い犬の姿がムンクとかさなりました。
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by teal-green | 2014-07-10 23:42 | おすすめの絵本

おすすめの絵本 「ピアノはっぴょうかい」

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          みやこしあきこ/作 ブロンズ新社 本体1300円

みやこしあきこさんの第4作目の作品です。
やはり赤が印象的なこの表紙、その上、「ピアノはっぴょうかい」を一度は体験した方も多いのではないでしょうか? 今回の原画展でも『これ だれの?』に次いで手にとる方が多かった絵本です。

今日はももちゃんの初めてのピアノ発表会。
出番を待つ舞台の袖でドキドキしながら(だいじょうぶ だいじょうぶ)と心の中でくり返していると、ももちゃんの足元でこねずみが「だいじょうぶ だいじょうぶ」と声をかけてきました。「あたしたちもはっぴょうかいしてるの。ももちゃんもみにおいでよ」
ももちゃんがこねずみについていくと、舞台袖の奥に小さなドアがあり、そこをくぐっていくと、ねずみたちも発表会をやっていました。サーカスや手品、歌ったり踊ったり、出演者も観客も楽しい発表会、ももちゃんもいっしょに参加しているうちに・・・
いつのまにかももちゃんは楽しい気持ちのままピアノを弾き終えていたのでした。
はじめ伏し目がちだったももちゃんでしたが、ピアノを弾き終えた後の笑顔は自信に満ちて眩しいほどです。
表紙の女の子は、そんな貴重な体験をし、緊張を笑顔にかえたももちゃんだったのです。ももちゃんの笑顔に引き寄せられるのも当然ですね。

ピアノはっぴょうかい、ドキドキしながらも、ちょっとおしゃれなドレスを着て、みんなの視線を浴びるなんていう体験はやはり特別なものです。このような貴重な体験を通して子どもは成長していくのでしょう。

みやこしあきこさんの作品は、子どもの気持ちに寄り添った、こどもの背中をやさしく押してくれるものばかりです。

2009年の『たいふうがくる』から、2013年の『これ だれの?』まで毎年1冊絵本を出されているみやこしあきこさん、2014年はどんな絵本が出るのでしょうか? 楽しみですね。

昨日、みやこしあきこ「これ だれの?」絵本原画展が終了いたしました。遠くからもたくさんの方にきていただきました。原画の色の美しさに驚く方、原画と絵本の違いを発見した方、みやこしさんが描く動物に心動かされた方、一冊の絵本を隅から隅までたっぷり堪能していただけたのではないでしょうか?
みやこしあきこさん、ブロンズ新社、偕成社、ポプラ社、BL出版のみなさんにご協力いただきました。ありがとうございました。そして、お越し下さったたくさんのみなさんもありがとうございました。
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by teal-green | 2014-06-29 22:43 | おすすめの絵本