9月の絵本-その1

夏休みが終って、ちょっと背がのびた子どもたち、心も成長しています。ちょっと不安な気持ちで、自分でなんでもやりたがる、そんな時期におすすめの絵本を紹介します。

e0016830_10481793.jpg「ぐっすりおやすみ、ちいくまくん」
マーティン・ワッテル/文 バーバラ・ファース/絵 角野栄子/訳
評論社 税込1365円

 ちいくまくんとおおくまくんシリーズ5作目です。
 ある日、ちいくまくんはじぶんの大きさにちょうどいいほら穴を見つけました。『ここをぼくだけのうちにするの』といって、いすとテーブルとベッドを木の枝でつくります。おおくまさんも手伝って荷物を運び、ばんごはんもそこで一人で食べました。夜になってもちいくまくんは『一人でねるの』といいます。おおくまさんは『おやすみ』といって帰っていきました…一人になったちいくまくん、だいじょうぶかな?
 自立をしていく子どもを見守るように、やさしく手をさしのべるおおくまさん、ちょっとさびしい後ろ姿です。

e0016830_11104462.jpg「ちいさなこぐまの ちいさなボート」
イヴ・バンティング/作 ナンシー・カーペンター/絵 ちば しげき/訳
主婦の友社 税込1260円

 ボートがだいすきなこぐまくん。さかなをとったり、ねころがって夢をみたり、いい気分で一日遊んでいます。でもだんだん大きくなって、ボートはだんだん小さくなって… ある日とうとう無理してのって、ボートはしずんでしまいました。小さなボートにはもうのれない。『ボートをひとりぼっちにするなんて』…こぐまはかなしみました。こぐまはかんがえます。そして、見つけました!ボートのためにボートをだいすきになってくれるちいさなこぐまをみつければいいんだ!
 大きくなると、だいすきなものと別れなくてはならないこともあります。そんな時、一生懸命自分で解決方法を探して、ちゃんとさよならが言えるようにゆっくり見守ってあげたいですね。
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by teal-green | 2005-09-17 11:08 | コガモ元店長の絵本屋日記 | Comments(0)


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