2006年初の絵本の紹介

 もう1月もおしまい。あっという間に過ぎてしまいますが、絵本の紹介もしていなかった!更新もしていなかった!とあせっています。
 店の準備で年明けそうそうからずっと走り回っていて、ゆっくりパソコンに向かえなかった1月です。あわてて紹介しますが、コガモ倶楽部で紹介しようと思って、紙面の都合で入れられなかったものもたくさんあり、悩んだ末、とりあえず3册。

e0016830_22242738.jpg「えんにち」
五十嵐豊子/作 福音館書店 税込840円
 福音館書店の月刊絵本こどものとも50周年記念出版の一冊です。1973年に月刊誌、その後、傑作集として1977〜1986年の間、傑作集として出版され、今回は限定復刊です。ア−なつかしいーという人もいるのでは?
 縁日にでかけた兄妹、まだ始まっていないけれど、屋台の組み立てから二人は興味深々。出来たお店はわたあめやさん。それからきんぎょや、海ほうずき、いか焼き、お好み焼き、ラムネや…、屋台はたくさん続きます。文字がない絵本ですが、えんにちのざわめきが聞こえてきそうなたのしい、なつかしい光景です。

e0016830_22465272.jpg「ぽんこちゃんのどろろんぱ」
たかどのほうこ/作 あかね書房 税込1050円
 たぬきのぽんこちゃん、みんなでピクニックにでかけました。そこでとくいのわざをつかって「どろろん ぱっ」 …おおきなクルミになったけれど、しっぽが出ていてすぐみつかってしまいます。そうしてつぎつぎ、「どろろん ぱっ」とやるんだけれどすぐ見つかって、皆に大笑いされてしまいます。そこで考えたのは…。3才くらいの読み聞かせにちょうどいい絵本です。



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「狐の振袖」
山本ふさこ/文 ワイルズ一美/絵 
アスラン書房 税込1680円
 「ごんげんさまの祠のある峠は、国ざかいの峠でありました」という書き出しから、スッと物語の世界に入ってしまう、穏やかな文章です。若い頃から腕利きの仕立て屋といわれたおばあさんのもとへ、ある晩、キツネの親子が婚礼衣装の仕立てを頼みにやってきました。年をとり、足腰が弱くなったおばあさんは、母ギツネの愛情こもった生地を見て、無理な仕事を引き受けます。でも不思議なことにキツネの手みやげのあんころだんごを食べると、しょぼしょぼの目はしっかり開き、足はすっとのびて、仕事がはかどるのです。…夢中になって仕立てた着物は『本振袖、牡丹と万寿菊の切り嵌め風裾模様』。銀狐の家紋『丸輪にカエデ』がつき、おばあさんの大傑作でした。
 着物の仕立ての専門用語も美しく、おばあさんの気合いの入った職人仕事に圧倒されます。
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by teal-green | 2006-01-30 23:01 | コガモ元店長の絵本屋日記 | Comments(0)


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