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なかじまかおりさんの絵本と中嶋香織さんの装丁本

 9月8日(火)〜10月2日(金) 
     なかじまかおり「おつきさまのうた」と夜のものがたり 
開催中!

なかじまかおりさんの絵本を3冊紹介します。
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なかじまかおり/さく 岩崎書店 本体850円

 表紙いっぱいに描かれたにこにこ顔のお月さまと太陽。見ているだけでこちらまでにこにこ元気になってきます。どちらの絵本も温かみのある美しい色彩とリズミカルな言葉がここちよい赤ちゃん絵本です。当店でも出産祝いなどにおすすめしています。

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なかじまかおり/さく 岩崎書店 本体1300円

 月のひかりがやさしい夜は散歩にでよう。耳を澄ますと、きこえてくるのはお月さまの歌。月夜に流れるやさしく穏やかな時間がここちよく、おやすみ前におすすめです。昨年10月のNHK「みんなのうた」の歌から生まれた絵本です。美しい月明かりの風景が心に残ります。

なかじまさんの絵本はどれも月や太陽など私たちを包み込む自然がテーマになっています。新聞のインタビューに答えて「私にとって月と太陽は空から人々を見守っている存在。読む人がその懐に包まれているような、そんな感覚を味わってほしい」と語られています。
絵本のむこうに自然体で飾らないお人柄のなかじまかおりさんの笑顔が見えてくるようです。

中嶋香織さんの装丁本
 私が中嶋香織さんと出会ったのは2011年の秋に当店で開催したなかがわちひろさんの「カモのきょうだい クリとゴマ」ミニアルバム展でした。「カモのきょうだい クリとゴマ」のブックデザイナーとして展示を見にきて下さいました。
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なかがわちひろ/作 アリス館 

カモのきょうだいのクリとゴマの愛らしさが画面いっぱいにあふれた表紙、思わず手にとりたくなりますね。この時、「本の装丁」、「ブックデザイン」がより本を魅力的なものにしていることにあらためて気付かされました。
私が好んで表紙を飾っていた『グリーン・ノウの子どもたち』『小さなバイキング ビッケ』(評論社)や『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)なども中嶋さんの装丁本だと知り、嬉しく思ったのをよく覚えています。その後、気に入った本を見るたびに奥付をみて中嶋香織さんの名前を見つけるのが楽しみになりました。
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ルーシー・M・ボストン/作 亀井俊介/訳 評論社
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ビバリー・ドノフリオ/文 バーバラ・マクリントック/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版
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中嶋さんの装丁した本、どの本も品があって素敵です。
中嶋さんから「いい顔の本」を作りたいという言葉をよく聞きます。
本は作家や画家だけでなく、本そのものを作るブックデザイナーなど、本を愛するたくさんの人の手にかかって作りだされているのです。

9月19日(土)のギャラリートークで、中嶋香織さんから装丁家としてのお話を伺えるのが楽しみです。まだ、少しお席があります。ふだんなかなか聞くことのできない本の装丁のお話、ぜひご参加ください。お待ちしています。

9月19日(土)ギャラリートーク&サイン会         あと少し!
 14:00〜15:30/トーク 「なかじまかおり*本のしごと」
  ・定員 20名(要予約)  ・参加費 500円(お茶付き)
 15:30〜/サイン会  ・参加自由、無料






by teal-green | 2015-09-17 17:17 | おすすめの絵本


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