うさこちゃんが60歳!? 1955年6月21日にオランダの絵本作家 ディック・ブルーナさんの手によって生まれた小さなうさぎの女の子は、オランダ語で「うさちゃん(小さなうさぎ)」を意味する「nijntje」(ナインチェ)と名付けられました。やがて「ミッフィー」「うさこちゃん」という名前で世界中で愛されるようになりました。無駄のないシンプルな線から伝わるあたたかさが、子どもはもちろん大人の心もひきつけます。 今回、初めて描かれた「ファースト・ミッフィー」(『ちいさなうさこちゃん』第1版)の原画をはじめ、ブルーナさんの初期作品、原画やスケッチ、絵本には使われなかった原画、制作資料など約300点が展示されています。ブルーナさんが描いた油彩画も素敵でした。ブルーナさんがひと筆ひと筆描いていく動画は食い入るように見てしまいました。 とくに目を惹いたのが、奥さんのイレーネさんのために描いた「朝食メモ」。 早起きのブルーナさんは、自転車でスタジオに向かう前に自宅のテーブルの上にイレーネさん宛に「朝食メモ」を置いて出かけたそうです。前の日のできごとや、お天気のことなどそっと伝える一枚です。 素朴なスケッチのメモから、ブルーナさんの家族との幸せな時間が伝わってきました。うさこちゃんを読むたびに感じる安らぎは、こうしたブルーナさんの家族との時間から醸し出されたものなのですね。 福音館書店 本体1500円 ミッフィー誕生60周年を記念して、限定出版された『うさこちゃんのたんじょうび』の大型絵本。ブックデザイナー祖父江慎さんがデザインしたメッセージカードとシールが特別付録としてついています。(ブルーナさんは手紙が好きなんですって)
by teal-green
| 2015-04-26 17:02
| 村長の日記2015
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