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1月31日(土)第25回コガモ句会のこと

 1月31日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんを囲んで第25回コガモ句会が行われました。今回は初めて参加された方が3名もいらっしゃいました。
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 この日の席題は、「隣の季節」。
立春も近いこともあって「隣の季節」を実感をもって感じることができますね。
テーブルに飾られた花も「啓翁桜」、一足早い春の香りです。

「隣」は前の季節にかかる。次の季節の気配が色濃く感じられ、また待ち遠しい思いをいう。「春隣」は冬の終わり。冬至(12/22)が過ぎると日脚が伸びていく。年末年始のせわしさから解放され、実際の気温より日の長さによって季節の動きを実感する。(土肥あき子さんの資料より)

「春隣(はるとなり)」という言葉の響きが新鮮で、春を待つ言葉にもいろいろあることを知り、日本語の豊かさを思いました。

この日の高点句は、
  でこぼこをスキップで越す春隣    Mさん
  ポタポタと蛇口もゆるむ春隣     Mさん
  北欧の妖精ならぶ春隣        Sさん
  パステルに心ときめく春隣      Hさん

小学3年生のIちゃんの句
  目をつぶり耳を澄ませば春隣
  ・・・思わず目をつぶり耳を澄ませてみたくなりますね。春の音がきこえてきそうです。

日脚が伸び、夕方の5時のチャイムの時間でもまだ少し明るいのが嬉しいですよね。花壇の土の中からむっくとチューリップの芽がでてきたのを発見したり、春がすぐそこまできていることを実感することが多くなりました。そんな喜びにあふれた句が多く、全員の句に点が入りました。
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高点句の方には、土肥あき子さんから俳句手帳のご褒美が手渡されました。
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この日のティータイムは、りんごのムースケーキとダージリンでした。

土肥あき子さん、参加してくださった皆様、ありがとうございました。



by teal-green | 2015-02-02 01:39 | イベント情報


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