おすすめの絵本 「あむとあおいリード」

e0016830_7164691.jpg
         小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体389円

涙を流している黒いラブラドール犬、どうしたのでしょう?

黒い犬あむは、壁にかかったままの古いおあいリードがだれのものなのか、気になってしかたがありません。ある日、ねこのチャイが、教えてくれました。それは、飼い主のかっちゃんが以前可愛がっていたムンクのものであると。あむのあかいリード、ムンクのあおいリード、かっちゃんはどっちが好きなんだろう? やきもちを焼くあむの前に、あるお盆の夜、ムンクが現れ、散歩に誘いました。あむはムンクと一緒に一晩を過ごします・・・
2011年に刊行された『あむ』(「こどものとも 2011年7月号」)の続編です。

e0016830_1365357.jpg
         小風さち/さく 山口マオ/え 福音館書店 本体389円

「おれのなまえをしりたいか?おれはあむ。くろいぬ、あむ。あとむで あむ だ。」(本文より)
そんな力強い言葉と迫力ある表紙に魅了されたのは私だけではないでしょう。
あかいリードをつけて飼い主のかっちゃんとの散歩が大好きなあむ。
ある日、かっちゃんはあむをおいて友だちと海に遊びにいってしまいます。かっちゃんをさがして脱走するあむ。かっちゃんのことばを思い出しながら、海への道をさがすあむの前に現れたのは・・・

小風さちさんのユーモアたっぷりの力強い文章と山口マオさんの生命力にあふれた迫力ある絵は、「わにわに」シリーズとまたちがった魅力があります。「あむ」もシリーズになり、嬉しいですね。これからも楽しみです。

『あむ』、3年前の月刊誌なのでもう出版社では品切れですが、今回山口マオさんのご好意により10冊サイン本を用意していただきました。貴重なサイン本です。ぜひ、どうぞ! ご注文も承ります。

「母の友」(2010年10月号)での山口マオさんへのインタビュー記事(絵本作家のアトリエ42)の中でマオさんとあむが散歩する写真が掲載されています。店頭用で置いてありますので、ぜひご覧ください。
e0016830_1223895.jpg

原画展、初日にいらして下さったお客様、昨年飼っていた愛犬をなくされたそうで、ご自分のために『あむ』と『あむとあおいリード』を購入して下さいました。実は、私も先月飼い犬のコーギー犬をなくしました。あむとムンクが港を散歩するシーンの原画の前でしばらく動けませんでした。お盆にあちらの世界から戻ってきてかっちゃんと散歩した道を歩くムンク、きっとかっちゃんと過ごした時間は何よりも幸せだったのでしょう。夜の海の深いブルーが幻想的で、ムンクの思いが静かに心にしみ入ります。我が家の飼い犬の姿がムンクとかさなりました。
[PR]
by teal-green | 2014-07-10 23:42 | おすすめの絵本 | Comments(0)


<< 7月12日(土)第23回コガモ... 7月8日(火)山口マオ原画展... >>