おすすめの絵本 「たいふうがくる」

 6月3日(火)〜6月28日(土)
 みやこしあきこ「これ だれの?」絵本原画展
e0016830_12411426.jpg
          みやこしあきこ/作・絵 BL出版 本体1300円 

先週から始まったみやこしあきこ「これ だれの?」絵本原画展では、皆さんにみやこしさんの静かであたたかみのある原画を観ていただいています。

子どもの頃から絵を描くのが大好きだったみやこしさん。大学時代から絵本を描き始め、2003年から「ニッサン童話と絵本のグランプリ」に応募を続け、2009年に『たいふうがくる』で大賞を受賞し、絵本作家としてデビューしました。

どんよりした雲が描かれた見返しから、すでに台風が近づいていることを予感させます。
今日は金曜日、明日家族で海にいく予定なのに、台風がやってくるなんて。ずっと前から海に行くのを楽しみにしていたのに。あーあ・・・。
雨戸を閉めたり、植木鉢を家の中に入れたり、台風の準備を始めるおかあさんたち。
台風はすごい音をたててやってきた。
ものすごい雨と風の音、ふとんの中に避難しながらぼくは考えた。台風を追い払う機械があるといいのにな。
土曜日の朝、一番に目覚めてカーテンを開けると・・・

モノクロで描かれた画面からは、台風がやってくる時の空気や風や雨の音まで伝わってきます。
それだけにカーテンを開けた時の青空は清々しいのです。モノクロで描かれた絵本の中で唯一の青、心憎い演出です。少年とともに私たちも台風一過の青空を仰ぎ見ているかのようです。

穏やかな雲が浮かぶ空模様の見返しで終わっています。

モノクロで描かれた世界だからこそ、少年の心の動きが鮮やかに伝わってきます。

梅雨に入った先週は、大雨警報や注意報がでるほどの荒れた天気が続いたので『たいふうがくる』を身近に感じながら読みました。
[PR]
by teal-green | 2014-06-10 23:40 | おすすめの絵本 | Comments(0)


<< 6月のティール・グリーン 6月3日(火)みやこしあきこ「... >>