おすすめの絵本 ニルスの出会った物語 6『巨人と勇士トール』

7月2日(火)〜7月27日(土)
平澤朋子『ニルスが出会った物語』原画展 

                              後援:スウェーデン大使館

 福音館書店の古典童話シリーズ『ニルスのふしぎな旅』のなかから、ニルスが見聞きした物語を6話選んで作られた絵童話シリーズの原画展です。平澤朋子さんが描く美しいカバー絵や挿絵など20点以上の原画とともにニルスの世界をお楽しみください。

第6話は、『巨人と勇士トール』
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セルマ・ラーゲルレーヴ/原作 菱木晃子/訳・構成 平澤朋子/画 福音館書店 税込1470円

 ニルスがモルテンと旅に出てから半年、季節は秋になりました。スウェーデン最北部のラップランドで短い夏を過ごしたニルスたちは、今度は南に向かって旅立ちました。 

 ある朝、イェムトランド地方エステルスンド郊外にある展望台で、山登りにきた若者が語るこの地方の昔話を耳にします。「その昔、イェムトランドには巨人族が住んでいた。・・・」巨人族が住んでいた頃のイェムトランドは、だだっぴろいだけのはげた台地で、湖も川もなく植物が育つ土もありませんでした。もちろん人間が住めるような土地ではなかったのです。
そんなイェムトランドへある日、巨人と敵対するアース神族の勇士トールがやってきました。巨人族の女房と〈凄腕〉と呼ばれる勇士トールとの対決の結末は・・・?
 はたして、今の美しい地勢のイェムトランドはどのようにしてできたのでしょうか?

 『ニルスが出会った物語』の最終巻は北欧神話をもとにした昔話です。

『巨人と勇士トール』のお話を聞きおえたニルスは、それからまもなく南へと旅を続けます。しかし、ニルスが家に戻り、人間に戻るためにトムテが出した条件とは・・・ 最後の最後まで予断を許しません。
気になる方は『ニルスのふしぎな旅』をぜひぜひお読みください!

お客様から、大江健三郎さんが1994年12月のノーベル賞受賞記念講演で「ニルス」のことにふれられていることを教えていただきました。
 「あいまいな日本の私」という講演の中で、「ここからはるかに遠い日本列島の、四国という島の森のなかですごした少年期に、私が心底魅惑された二冊の書物がありました。『ハックルベリー・フィンの冒険』と『ニルス・ホーゲルソンの不思議な旅』。・・・」(『あいまいな日本の私』岩波新書より)とくにニルスのことを熱く語っています。
大江少年に深く影響を与えた『ニルスのふしぎな旅』、今の若者にももっともっと読んでほしいと願います。もちろん大人も! 大人になって読むからこそ感動も深いのです。

7月2日(火)から始まる原画展、どうぞお楽しみにemoticon-0100-smile.gif 
皆さんにニルスの世界を楽しんでいただきたいと、「ニルスクイズ」や〈ニルスの空の旅〉地図などを用意してお待ちしています。

今年の夏は、ニルスとともにスウェーデンを旅してみませんか!
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by teal-green | 2013-06-30 23:41 | おすすめの絵本 | Comments(0)


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