『ネコをひろったリーナとひろわなかったわたし』と『雨がしくしく、ふった日は』

今、ティールームで特別展示している表紙の原画の本を2冊 紹介します。

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         とき ありえ/著 平澤朋子/装画 講談社 税込1470円

 里菜子は小学6年生。口論が増えた両親のことや、なかなか決められない自分の進路のことで悩んでいます。ある日、里菜子は黒ネコに導かれたバラの家で不思議な少女に会い、自分の心の声を意識するようになります。ー夢の声をたいせつにすることー そして、選んだ答えは・・・

 著者のとき ありえさんは、”この本を地震にあったすべての「孫たち」にささげます。”と書いています。震災からのできごとの中で、”子どもたちは大人を飛び越えて進んでいく、その力が、あの小さな頭と体には、もうちゃんと具わっているのだ、”とも。(“あとがきにかえて”より)

子どもには、困難に直面して、不安で押しつぶされそうになっても、それを乗り越えていく力があることを信じたいと思います。そして、そんな子どもの姿を見て私たち大人も励まされているのです。

「可能性は願いの数だけあるんだから」「肝心なのは、心の扉をあける勇気」
勇気をもらえる言葉がいっぱいつまっている物語です。

平澤さんの色鮮やかなバラが描き込まれた美しい表紙の原画をお楽しみください。”アンネのバラ”をさがしてくださいね。


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         森 絵都/作 たかおゆうこ/絵 講談社 税込1050円
 
クマのマーくんの耳には、雨の音が「しくしく、しくしく」と聞こえます。雨が降るたびにだれかがどこかで泣いている気がして落ち着かないマーくんは、泣き声のぬしをさがしにでかけます。
青くなりたいあじさいの花、木登り競争に勝ちたいなめくじ、縄跳びの練習ができなくて悔しがっているレイちゃん・・・森 絵都さんとたかおゆうこさんによる、季節にぴったりの童話「おはなし12か月」シリーズの6月のお話です。巻末には、「6月のまめちしき」も載っていて、ちょっぴり物知りになれますよ。1年生からおすすめです。

あじさいの花のようなきれいな色の表紙です。原画ならではの筆の跡をお楽しみください。

平澤朋子さん、たかおゆうこさん、貴重な原画をありがとうございます。
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by teal-green | 2013-05-19 19:03 | おすすめの絵本 | Comments(0)


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