今週の新刊紹介『105にんのすてきなしごと』


e0016830_11504339.jpg
カーラ・カスキン/文 マーク・シーモント/絵 なかがわちひろ/訳 あすなろ書房 税込1365円

 この表紙、見覚えがある方もいらっしゃることと思います。そうです。あの『オーケストラの105人』( カーラ・カスキン/作 マーク・サイモント/絵 岩谷時子/訳 すえもりブックス)が、なかがわちひろさんの訳で装いも新たに刊行されました。以前から、時々お問い合わせがあり、復刊を待ち望んでいた絵本です。今回、なかがわちひろさんの訳で刊行されたことは二重の喜びです。

 初めてこの絵本を手にした時、オーケストラの演奏家たちが家を出るまでの様子をかいま見たようで、舞台の上で素敵に演奏する音楽家たちが、クラシック音楽が、なんだか急に身近に思えたものでした。
イラストは『はなをくんくん』『木はいいなあ』のマーク・サイモント、押さえた色調ながら演奏家ひとりひとりの表情にも個性が出ていて、見飽きません。
年齢も性別も、お風呂の入り方も洋服を着る順番も異なる105人が、心をひとつに合わせてつくりあげたのは・・・
最後の見開きのページからは、うっとりするほど美しい音楽が聴こえてくるようです。

 今回の絵本はひらがな表記になっています。ことばもやわらかく、大人だけでなく小学校低学年からでも楽しめます。もちろん小さな子どもでも。
皆でつくりあげる音楽の素晴らしさをたっぷり味わうことができるでしょう。
この絵本が、ますます好きになりました。そして、久しぶりにモーツァルトを聴きたくなりました。
[PR]
by teal-green | 2012-06-27 07:24 | おすすめの絵本


<< 今週のおすすめの絵本 「風の島... 6月22日(金)臨時休業いたします。 >>