イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました


e0016830_23301061.jpg

 7月31日(日)に板橋区立美術館で開催中の「2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきました。都営三田線高島平駅からバスで10分ほどの、木々の豊かな緑に囲まれた落ち着いた美術館です。
 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は、世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールとして知られています。2011年は世界58ヶ国2836人もの応募があり、20ヶ国76人が入選。日本からも19人(組)が入選しました。作品の内容はもちろん、コラージュ、リトグラフ、CGなど技法も様々で、原画ならではの楽しい発見もありました。
 
 今日は、ボローニャ展関連イベントの連続トーク「絵本の力」の「作家が考える―絵本のもつ力」があり、当店にもいらしてくださったことのある、なかがわちひろさん(絵本作家・翻訳家)と村上康成さん(絵本作家)のお話を伺うことができました。コーディネーターは広松由希子さん(絵本研究家)。
 1年半ぶりにお会いするなかがわさん、昨年10月の講演会以来の村上さん、お二人ともお元気そうで、それぞれ絵本に込める思いをお話されました。
 お二人の印象的だった言葉は、天使やこびとなど架空のものを描くことが多いなかがわさんの「絵本を読むことによって、今いるここではなく、今でないそこへ飛んでいけるような心のバネを育てたい。生きていくことへの期待感をもってもらいたい。」 だから、なかがわさんの作品を読むといつも勇気と希望がわいてくるのでしょう。
また、「絵本は、読者の毛穴に向かって描いている」とおっしゃった村上さん。理性で抑えているところへ無意識に入り込んでしまうような、毛穴に届く絵本。釣りを愛し、豊かな自然を描く村上さんの絵本を見ていると納得です。
 三人の和やかな鼎談の中にも、「絵本のもつ力」を考えるヒントの言葉がたくさんちりばめられていました。最後は、村上さんのウクレレを奏でながらの唄「イルカの風」。村上さんの良い声とともにさわやかな風が吹きました。あっという間の2時間でした。

サイン会では、「ナツメグとまほうのスプーン」(デイヴィッド・ルーカス 作 なかがわちひろ訳 偕成社)、「青いヤドカリ」(村上康成 作 徳間書店)にサインをいただいてきました。お店で読めますよ。


2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展の詳しいことは、
東京都板橋区赤塚5-34-27 テレフォンサービス:03-3977-1000
http://itabasiartmuseum.jp/

まだまだ、興味深いイベントがいっぱい。
少し足をのばして、アートにふれてみませんか。
[PR]
by teal-green | 2011-07-31 23:35


<< 夏の親子教室 第1弾 「野菜 ... 夏の親子教室のお知らせ >>